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くおあずけにしておいて、ここでは怪汽船、寶石丸の、そのごのなりゆきから、話をすすめていくことにしよう。
越中島の岸ぺきをはなれた寶石丸は、途中、海上保安庁の警備艇に発見されることもなく、ぶじに枺�┩澶頦悉勝欷啤⑽鰥匚鰥丐趣工工螭扦い俊4�蝦0毒€を遠くはなれて、はるか沖合を走っているので、いったいどこを走っているかわからないが、枺�─牆鶥鏌桓���憒�嬰蚊孛埭虯k見したころ、ようやく進路をかえて、海岸線へ近づこうとしているようすだった。
船首に近い上甲板に立っているのは、あの魔法使いみたいな老婆に化けた怪人である。怪人は目のまえにせまってくる絶ぺきを、さっきからジッと見守っていた。
雲間にまたたいている北極星の位置から判斷すると、船のへさきはいま、真枺�摔啶�盲皮い毪瑜Δ饋¥筏�貳⒁姢銫郡工��覡懮悉摔稀⑷思窯蚊鰥�轆槨筏い玀韋弦護膜庖姢ⅳ郡槨勝ぁ¥趣膜激蟆⑶胺餞紊餞紊悉�欏⒒ɑ黏韋瑜Δ嘶粕�せ黏�⒘鰥煨扦韋瑜Δ宋菠頦窯い啤ⅴ靴盲瓤柵摔韋埭盲皮い盲俊�
「うっふっふ。仮面城に異狀なしというわけか。どれ、上陸にとりかかろうか」
怪人がホッと安心したようにつぶやいたときだった。うしろに近づいてきたのは無線技師である。
「枺�─毋y仮面さまから電報です」
「ああ、そうか。きみ、ひとつ読んでみてくれ」
「はい、『ぶじ枺�┩澶蟯殉訾韋瑜貳�殘膜護輟⒉釘轆紺悉工皝⒚娉扦訴Bれてゆき、かんきんすべし。餘は負傷せるも重傷ならず、あす仮面城にむかう予定。銀仮面』です」
「ほほう、すると首領は負傷されたのか」
「ええ、でも、重傷ではないということですから」
「フム、首領にそんなぬかりがあるはずはないから。よし、それではいまから、捕りょをボ��趣摔韋護粕詳懁工搿¥長長剡Bれてくるよう伝えてくれたまえ」
「はっ、かしこまりました」
無線技師が階段をかけおりていくと間もなく、うしろ手にしばりあげられ、さるぐつわをはめられた、大野老人と文彥のおかあさんが、ひきずりだされてきたが、どうしたわけか三太少年のすがたは見えなかった。
「あの小僧はどうした?」
「それがどうもおかしいんです。クロロホルムをかがせてあるから、ついだいじょうぶと船室にカギをかけずにおいたら、いつの間にかいなくなっているんです」
「バカやろう!」
怪人の口から|雷《かみなり》のような聲がふってきた。
「それで見張りの役がすむと思っているのか。もう一度、船中を殘らずさがしてこい!」
「は、もうしわけありません」
ものすごい怪人のけんまくに、さすがあらくれ男の水夫たちも、青くなってあたふたと、階段をかけおりていった。
そのうしろすがたを見送って、怪人はあらためて、大野老人のほうへむきなおった。
「いや、大野先生、船中ではなにかとご無禮をもうしあげましたが、上陸のあかつきにはいろいろとおわびもうしあげます。むこうには先生の弟さんもいらっしゃるはずですから」
それから文彥のおかあさんのほうへむきなおると、
「それから竹田のおくさん、あなたもいろいろご不自由をかけましたが、もうしばらくのしんぼうです。大野先生がわたしたちの命令にしたがってくだすったら、あなたはぶじに帰してあげます。