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というのはほかでもない。むこうで|石《いし》|狩《かり》のトラという名で知られている、ひじょうに兇悪な強盜犯人が、枺�─飼比毪筏郡槨筏ば汙Eがあるというのだ。じつに恐ろしいやつで、人殺しでも強盜でも、平気でズバズバとやってのけようという悪黨なのだ。
警視庁でもすてておけない。ただちに手配して、最近、どうやらそいつではないかと思われるようなやつをひとり発見した。というのは、この石狩のトラというやつは、左足がなくって、木の義足をはめているものだから、それが目じるしなのだ。ところが、そいつが目をつけているらしいのが、ふしぎにも瀬川さん、あなたがたなんですよ」
「まあ!」
由美子は、おもわずくちびるまでまっ青になった。
しかし、そんな恐ろしい男が、どうして、こんなまずしい兄妹をつけねらっているのだろう。ぬすもうにもなに一つ持っていない、このびんぼうな発明家をねらって、いったいどうしようというのだろう。
「さあ、そのてん[#「てん」に傍點]です」
と、木下刑事。
「警視庁でもそのてん[#「てん」に傍點]わけがわからないので、とにかくまちがいのないようにといって、このわしがひそかにきみたちを護衛していたわけなんだ。それがかえってきみたちのうたがいをまねくもとなんだが、きょうになって、やっと石狩のトラの目的というのがわかった。瀬川さん、これはじつによういならぬ事件ですぞ」
「よういならぬ事件というと?」
健一は病弱らしい目をしばたたきながら、不安そうにたずねると、
「じつはきのう、北海道の警察からあらためて報告がとどいたので、はじめてわかったのだが、石狩のトラがねらっているのは、ビ��聖工渦扦槨筏い韋饋�
「ビ��聖工渦扦趣いΔ韋希俊�
「わしにもよくわからないが、なんでもヨ��恁氓絢未蠊�位適窯恕⒈ξ銫趣筏皮膜郡銫盲皮い俊�r価、數儯鼉窯玀筏瑜Δ趣いΑⅳ工肖槨筏ぅ昆ぅ湞猊螗嗓坤餞Δ饋¥趣長恧�ⅳ餞違昆ぅ浹匣實郅撙氦�檣鶚S家の鯰川裡子に贈られた。そしてさらに鯰川裡子から、おいにあたる瀬川健一に、遺産としてゆずられたようすがあるというのですよ。
つまり瀬川さん、石狩のトラがねらっているのは、あなたのお持ちになっている、何儯鼉窯玀工毪趣いΕ昆ぅ湞猊螗傘ⅴ螢‘ナスの星らしいですよ」
かがやく星
健一と由美子のふたりはぼうぜんとして、おもわず顔を見合わせた。
「しかし、しかし刑事さん。ぼくはそんな高価なダイヤをゆずられたおぼえはありませんよ。それはきっとなにかのまちがいでしょう」
「さあ、そこだ」
と、刑事はひざをのりだして、
「鯰川裡子さんも、きっと悪黨がこのダイヤをねらっていることを知っていられたので、とちゅううばいとられるきけんがあると思って、なにかにかくして、あなたがたのところへ送ってこられた。ところが、その秘密をうちあけずに死んでしまわれたので、ダイヤはまだだれにも知られずに、かくし場所にあるにちがいないと思うのです。そこで瀬川さん、あなたはなにか鯰川さんから、生前贈られたものがありませんか」
「そういえば、おばは死ぬ少しまえに、由美子のところへ、きれいなフランス人形を送ってよこしましたが」
「それだ