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かに記憶しながら、
「ははあ、そしておとうさまというのは?」
「|宗《むな》|像《かた》|禎《てい》|輔《すけ》といいます」
「ああ、それじゃ、あの、大學の――」
と俊助がおもわずそう聞きかえしたとき、
「ありがとう、おじさま。ここまで送っていただけばもういいわ」
と美罰ё嬰陷Xくおじぎをして、道ばたに待たせてあった自動車にとびのった。
夜のやみをついて走る自動車のあとを見送った三津木俊助は、なんとなく、今夜のできごとが気になってならなかったのだ。
宗像禎輔といえばひとも知る有名な大學教授。その有名な博士と、あのサ���工紊倌轆趣韋ⅳい坤恕ⅳい盲郡い嗓韋瑜Δ書v係があるのだろう。さっきチラと小耳にはさんだ會話によると、宗像博士の書斎には、道之助によく似た寫真がかざってあるらしいのである。
――なににしてもふしぎな話だが、それにしても道之助とはいったい何者だろう。さっきの捕物さわぎはどういうわけだろう。そうだ。それからまずたしかめておかねばならない。
と、そこでもう一度國技館へとってかえした俊助は、だしぬけにポンとうしろから肩をたたかれて、あっとおどろいた。
「ああ、あなたは由利先生」
「三津木君、いいところで會ったね。じつはさっき、君の社へ電話をかけたのだがね」
と、ニコニコ笑っているのは、白髪で見るからに子供っぽい顔をした紳士である。
いったいこの紳士は何者かというと、これこそ由利先生といって世間でだれ知らぬ者はない名探偵、そして新聞記者の三津木俊助とは師弟もただならぬあいだがらなのである。
「じつはね、|等《と》|々《ど》|力《ろき》警部から電話があって、かけつけてきたのだよ」
等々力警部というのは、警視庁きっての腕利きだが、これまた由利先生の弟子にあたる。
「すると先生は、こんやのこの捕物を、あらかじめごぞんじだったのですね」
「ふむ、知っていたよ。だからきみにも知らせてやろうと思って電話をかけたのだ」
「それで、慄生道之助とは何者ですか」
俊助はおもわず聲をはずませた。
「じつはね、三津木君。このことはまだないしょだが、きょう警視庁の等々力警部のもとへ無名の投書がまいこんでね。それではじめてわかったのだが、道之助こそいま世間をさわがせているどくろ[#「どくろ」に傍點]指紋の怪盜だというんだよ」
聞くなり俊助は、あっとばかりにおどろいた。
鏡にうつる影
俊助がなぜそのようにおどろいたか、またどくろ[#「どくろ」に傍點]指紋の怪盜とは何者か、それをお話しするためには、ぜひともちかごろ枺�─頦丹銫�護皮い搿ⅳⅳ喂質錄�韋長趣蛘h明しなければならないだろう。
そのころ、枺�┒濟瘠稀⒄�宀幻鰥喂值瀝韋郡幛恕⒖植坤韋嗓蟮駐摔郡郡�長蓼欷皮い俊¥ⅳ毪趣�賢夤�胃吖伽�厥iする寶石類がうばわれた。またあるときは、有名な実業家を道に待ちぶせて、所持品ぜんぶをうばいとっていったものがある。そのほか、この怪盜のしわざをいちいちお話しすれば、それだけでもゆうに一篇の小説ができあがるくらいだが、しかも犯人の正體はぜんぜんわからない。風のようにきて、まぼろしのように去るというところから、はじめはまぼろし[#「まぼろし」に傍